「固定費を下げたい」と思っても、人件費・賃料・通信費・SaaS・ホームページ保守……候補が多すぎて、どこから手を付ければよいか分からない、という声をよく聞きます。
結論から言うと、まずはホームページ運用の固定費から見直すのが、社長の負担に対して効きやすいことが多いです。理由はシンプルで、月額が「一式」で請求されやすく、内訳が見えにくい一方、サイトを作り直さずに請求だけ変えられるケースが少なくないからです。
本記事では、ネットコスト研究所が専門とする Webサイト運用の固定費 に絞り、下げられる5つのコストと、見直しの優先順位をまとめます。通信費や広告費の削減は対象外ですが、範囲の切り分けもあわせて説明します。
まず「Web運用の固定費」に絞る理由
固定費削減の記事を読むと、人件費・オフィス賃料・通信費まで一度に挙がることがあります。それらも重要ですが、社長が一人で今日から動きやすい領域は、ホームページ周りの請求であることが多いです。
ネットコスト研究所が対象とするのは、次のとおりです。
対象
- サーバー・ホスティング費用
- ホームページの保守・管理費
- ドメイン・SSL・サイト関連ツールの費用
対象外
- 携帯・ネット回線などの通信費
- リスティングなどの広告費
- サイト運用と関係のないSaaS費用
「何でも下げます」とは言いません。専門分野に絞っているからこそ、サイトを止めずに、見た目もURLも変えずに固定費だけ下げる設計ができます。対象かどうか分からない費用は、LINE無料診断 で請求内容を送っていただければ判定します。
作り直しなしで下げられる5つのコスト
1. サーバー・ホスティング費用
サーバー代は、プランの過大契約・使っていないオプション・古い契約のまま自動更新、といった理由で、必要以上に高くなっていることがあります。
見直しのポイントは次のとおりです。
- 月間アクセス量とプランの容量が釣り合っているか
- 使っていないバックアップ・メール・専用IPなどのオプションが付いていないか
- 複数サイト分のサーバーが重複していないか
サイトを載せ替える=デザインを作り直すわけではありません。公開中のサイトを維持したまま、置き場所と請求先を整理するイメージです。
2. ホームページの保守・管理費
保守費は、固定費削減で最も手応えが出やすい項目のひとつです。月額が「保守一式」で請求され、何にいくら払っているか説明できない状態は、見直し候補になりやすいです。
内訳を分けるときは、次の4つに分けてみてください。
- 固定費: 監視・バックアップ・月次レポートなど、毎月必ず発生するもの
- 変動費: 文言修正・画像差し替えなど、依頼のたびに発生するもの
- 緊急対応: 障害・セキュリティ対応の初動
- 更新作業: CMS更新・プラグイン更新など
更新依頼が月に数回もないのに、高い月額固定だけが続いている場合は、スポット契約への見直しや、別の運用体制への切替を検討する余地があります。相場感は ホームページ保守費の相場と下げ方 を参照してください。
3. ドメイン費用
ドメイン(URL)は年額ですが、更新を忘れると取り返しがつかないため、固定費というよりリスク管理の対象です。削減というより、次の2点を確認します。
- 更新通知が自社に届いているか(制作会社名義のままになっていないか)
- 不要なドメインを保有し続けていないか
名義や更新権限の整理は、保守費の切替と同時に進めるのが安全です。手順の詳細は ホームページ保守費の切り替え手順 をご覧ください。
4. SSL・セキュリティ関連費用
SSL証明書やセキュリティオプションは、ホスティングに含まれているのに別途請求されている、といった二重請求がないかを確認します。近年は無料SSL(Let's Encrypt 等)で足りる構成も多く、有料オプションが本当に必要かを見直すだけで下がることもあります。
5. サイト関連ツール・サブスクリプション
フォーム送信サービス、予約システム、チャットウィジェット、古いアクセス解析の有料版など、サイトに紐づく小さな月額が積み上がっているパターンがあります。
- 使っていないウィジェットが読み込まれていないか
- 無料プランで足りる機能を有料で契約していないか
- 同じ用途のツールが2つ入っていないか
ここまでが、Webサイト運用の固定費として見直しやすい5カテゴリです。
削減の優先順位(どこから手を付けるか)
すべてを同時にやらなくてよいです。次の順番が、社長の負担に対して効きやすいことが多いです。
- 内訳が見えない請求を棚卸しする — 請求書と契約書を並べ、「保守一式」の中身を言葉にする
- 重複を探す — サーバー・SSL・バックアップ・監視が二重になっていないか
- 過剰な保守契約を見直す — 更新頻度と月額固定のバランスを確認する
- プランの過大契約を整理する — サーバー容量・オプションの過剰を外す
- サイト関連ツールを整理する — 使っていないサブスクを止める
WordPress サイトの場合は、プラグイン数や更新頻度の観点が加わります。WordPress保守が高いと感じたときの見直しポイント もあわせてご覧ください。
よくある誤解
| 誤解 | 実際 |
|---|---|
| 固定費を下げるにはサイトを作り直す | 多くの場合、置き場所と請求先の切替で足りる |
| まず今の会社に解約を伝える | 名義・権限・データの確認が先。解約だけ先に進めると危険 |
| 安いプランを選べばよい | 監視・復旧・更新の責任分界まで比較する |
| 固定費削減=何でも削減 | Web運用費に絞ると、社長が動きやすく、リスクも抑えやすい |
ネットコスト研究所では、調査から切替代行・運用までを一気通貫で引き受けます。切替の初期費用はいただかない、お客様側の作業を増やさない、サイトを止めない、という約束を公開しています(個別の契約条件は診断のうえでご案内します)。
よくある質問
通信費や広告費も下げられますか?
ネットコスト研究所の対象は、サーバー・保守・ドメインなど Webサイト運用の固定費 に限定しています。通信費や広告費は対象外です。請求内容が対象かどうか分からない場合は、LINEでお送りいただければ判定します。
作り直しなしで本当に下がりますか?
はい。見た目もURLも変えず、「置き場所」と「請求の相手」だけを新しくする進め方が基本です。デザインや構成を変えるリニューアルは、固定費削減の必須条件ではありません。
どの費用から見直すのが早いですか?
内訳が見えない保守費から始めるケースが多いです。月額が高いのに、何にいくら払っているか説明できない状態は、比較・切替の余地が出やすいからです。
自社でできることと、専門家に頼るべきことの境目は?
請求書の整理や「何にいくら払っているか」のメモ作りは自社でも可能です。一方、ドメイン名義の移管・サーバー切替・権限の引き継ぎは、手順を誤るとサイトが止まるリスクがあります。不安がある場合は、切替設計から任せる選択肢もあります。
まず何を送れば診断できますか?
サイトのURLと、直近の請求書(個人情報は伏せて構いません)を LINE無料診断 でお送りください。診断で何が分かるかは Web固定費の見直し|無料診断で分かること に整理しています。
まとめ
- 固定費削減は全部を一度にやる必要はない。Webサイト運用の固定費から始めると動きやすい
- 下げやすい5つは、サーバー・保守・ドメイン・SSL・サイト関連ツール
- 優先順位は、内訳の棚卸し → 重複解消 → 過剰保守の見直し → プラン整理 → ツール整理
- 作り直し前提にせず、サイトはそのまま・請求だけ変える発想で進める
一人で請求書を広げるのが負担なら、URLと請求内容を送るだけの LINE無料診断 から始められます。料金の詳細は 料金プラン をご覧ください。
